織物名：越後上布
越後上布（えちごじょうふ）は、作られ始めてから1000年以上の歴史があり、現在では新潟県南魚沼市・小千谷市を中心に生産されている平織の麻織物です。
一 すべて苧麻を手うみした糸を使用すること。
二 絣模様を付ける場合は、手くびりによること。
三 いざり機で織ること。
四 しぼとりをする場合は、湯もみ、足ぶみによること。
五 さらしは、雪ざらしによること。
上記の要件を満たして、1955年に、重要無形文化財に指定されております。
作家名：北村武資
１９３５年京都生まれ、西陣で織物業に従事し、１９６２年に独立されました。
その後、同じく人間国宝である喜多川平朗等からの指導を得たほか、各地の名品の調査や研究等も行い、羅織物の伝統技法を高度に体得した。
１９９５年に「羅」、２０００年に「経錦」が重要無形文化財に指定され、二つの技の保持者となっております。
日本伝統工芸展等では、数々の格調高い優品を発表し、現代感覚に溢れる作風を確立して高く評価されております。
